2023/02/26(日)
腰痛を理解する:原因、症状、治療、予防
カテゴリー:腰痛
腰痛は、あらゆる年齢層の人が発症し、生活の質に大きな影響を及ぼす可能性のある一般的な症状です。ここでは、腰痛について知っておくべき大切なことを簡潔にご紹介します。
腰痛の原因とは?
腰痛は、姿勢の悪さ、筋肉の緊張、椎間板ヘルニア、関節炎、脊柱管狭窄症など、さまざまな要因によって引き起こされます。また、太り過ぎ、喫煙、座りっぱなしの生活などの生活習慣も腰痛の原因となります。
多くの方を見させていただく中で、一般的な腰痛の最も多い原因は【姿勢】であると感じます。
姿勢を整える施術を終えると、腰痛が改善するケースはとても多いです。腰を触れずに解消するという方も多くいらっしゃいます。
姿勢を崩してしまう原因は、普段の生活習慣にはなりますが、なぜ生活習慣が姿勢を崩してしまうのかが重要です。
それは、習慣となった行動の中で体のくせとなる【ゆがみ】が生じるためです。
小さな体のゆがみが組み合わさることで、姿勢という大きな崩れが生じます。
崩れた姿勢の中で、負担となる部分に痛みが生じるのです。腰痛はその負担が腰にかかかっているために起こります。
前述した腰を触れずに腰痛が解消するというのは、歪みを整えることで姿勢が自然と改善し、結果腰にかかる負担が取り除かれるためです。
腰痛の症状にはどのようなものがあるの?
腰痛の症状は軽度から重度まであり、腰の鈍痛や鋭い痛み、筋肉のけいれん、こわばり、運動制限などがあります。また、腰痛に伴って足の痺れや脱力感を感じることがあります。これは神経の関与が疑われます。
腰の痛みはどのように診断するのですか?
腰痛の原因を特定するために、身体検査と病歴の聴取を行います。また、診断を確定するために、X線、MRI、CTスキャンなどの画像検査を行うこともあります。
一方で最近の研究では、背骨の画像所見と腰痛という症状の相関が乏しいというデータも見られています。もちろん全てのケースというわけではありませんが、レントゲンなどの画像所見でヘルニアや脊柱管狭窄症の画像所見が見られていても、腰痛はないという方も多いということです。
個人的な意見になりますが、「年齢のせい」というのは該当しないと考えています。年齢が原因であれば、全ての同年代は同様の症状がなければおかしいと感じるためです。
腰の痛みはどのように治療するのですか?
腰の痛みの治療は、痛みの原因や重症度によって異なります。
当院の施術では、痛みの生じない筋膜リリースにより体の歪みを整えます。歪みが整うことで姿勢が改善し、筋肉の過度な緊張が自然と軽減します。結果として、腰を触らずに腰痛が改善するというケースは多くあります。
なかなか腰の施術を受けても腰痛が改善しないという方は、腰以外の原因が隠れているということもよくあります。
また、腰の症状改善のために自宅でできる簡単で効果的なエクササイズやストレッチをお伝えすることもあります。
場合によっては、整形外科などの医療機関への受診が必要と思うことがあります。その際は、適切な医療機関への受診をご提案しております。
腰痛を予防するためにはどうしたらいい?
腰痛になるリスクを減らすには、良い姿勢を保ち、定期的に運動し、健康的な体重を維持し、喫煙を避け、長時間の同じ姿勢をしないようにすることは重要です。
また、定期的な体のメンテナンスも重要と感じています。
上記のリスク軽減が理想ではありますが、現実的に難しいという方も多いと思います。また、体には常に負担をかけています。
腰痛を感じている方の多くは、身近にも同じような症状を抱えている方が多いです。この場合、その環境がどうしても体へ負担をかけてしまうことが考えられます。そのため定期的に体を整え、体の負担をリセットすることは重要です。
まとめ
腰痛は様々な要因によって引き起こされる一般的な症状です。腰痛を感じたら、専門家に相談して、根本となる原因を突き止め、適切な治療計画を立ててもらいましょう。将来、腰痛を起こさないようにするには、良い姿勢を保ち、定期的に運動し、健康的なライフスタイルを維持することです。
少しでも参考になると嬉しいです。
腰痛でお困りの方はお気軽にご相談ください。